庭花の汚部屋脱出ブログ

筋金入りの汚部屋住人である私がまともな部屋で生活できるようになるまでの軌跡

今度こそ今度こそ汚部屋を脱出すると決意した

私は汚部屋に住んでいる。

 

一歩家の外に出れば、(一応)ちゃんと社会人として働いているし、それなりの常識をもちあわあせているつもりで生きている。

でも自分の部屋をきれいに保つことがどうしてもできない。

きれいどころか足の踏み場もない。

親しい友人たちにも、ちょっとルーズなところがあるとは思われてるだろうけど、今の状態の私の部屋を見せたらさすがに人として一気に距離を置かれるだろう。

 

人を家に招くときは、床に広げた服や本や書類やゴミやそのほか分類できないあらゆるものを箱にとにかくぶち込んで、押し入れやパッと目につかない場所に隠してその場を凌いできた。

もちろん来客後数日で元の状態に戻る。

むしろ、どこに何があるか余計にわからなくなって状態は悪化するのが定番の流れだ。

 

このままじゃいけないと思って、何度かお掃除本を読んだり一念発起して掃除をしたこともある。

そのときはまあまあきれいな状態にもなるけれど、いつの間にか足の踏み場もない状態に戻っている。

一人暮らしだし、自分が日々すごす分には実は特に不便もなかったりする。整った部屋がデフォルトの人には信じられないと思うけど、汚部屋に慣れる人間もいる。

 

この間、友人カップルの家に遊びに行った。

もちろんゴミひとつないし、床も見えている。

 

センスのいいインテリアで、くつろぐスペースやゆったり食事のできるダイニングがある。観葉植物も。

手料理を振舞ってくれるときには、ランチョンマットとカラトリーを並べて、でもそれが全然過剰じゃなくて彼ら自身が楽しんでいるのがわかる素敵なもてなしだった。

 

私がまた誰かを自分の部屋に入れるときのことを考えた。

そもそも実現不可能に思えた。そんな日は永遠に来ないんじゃないかと思う。

このままでは……

 

今度こそ、今度こそ汚部屋を脱出したい。